ヘンリーダーガーという人

ヘンリーダーガーという人がいます。
有名なので彼の作品を知っている方も結構いると思います。
いわばアウトサイダーアートなのですが
彼はアーティストではありませんでした。

ヘンリーダーガーという人物は70年代に90歳くらいで亡くなるまで
清掃の仕事をしている病院と自宅の行き来以外全くと言っていいほど
外には出ず知り合いや親しい友達もおらず引きこもりだったらしいです。
そしてその有り余る時間をただひたすらに小説と絵を書く事だけに費やしていました
小説は生涯にわたって一冊だけで約1万5000ページという
そのあまりの長さに見つかってから現在まで誰一人として読破していないらしく
その小説用にみずからが書いた挿絵は見るものを釘付けにします。

なぜこの人がアーティストではないのかというと病気になりアパートを出たのですが
大家さんが整理のために部屋に入った時、初めて作品が人目に触れたのですが
あの作品はどうします?
とたずねたところ
全て処分してください。
と返答したらしいです。
彼にとってそれは人前に出すつもりでつくったのではなく
アートや作品だという意識はなかったのです。
大家さん自体がアーティストであった事からこの作品に衝撃お覚え保管していたらしく
のちに発表され世界に注目される事になります。

彼の絵はどこか幻想的でなまめかしく一見天国かのようであったり平和な様相でありながら
見る側に不安さえも感じさせる意図的に作られたまるで下手な作り笑いをしていかのような
不気味さも兼ね備えているように思います。
それは彼の境遇、願望が色濃く反映されているからだと思います。

というわけでただのアウトサイダーアートではなく
生涯ひっくるめてコンセプチュアルアートだと感じる方です。

すごいなー

いつの日か小説が編集されて出版されたら見てみたいと思います。
多分未完だと思いますけど・・

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by stenich | 2015-08-07 00:57 | other

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